2013/8/10 前嶋規雄 (オフィス エム・ソリューション)
【100年たってもこの国の根底の課題は未解決】
開国以来、この国の課題は「自立できる国になれるかどうか」だと考えている。
戦後になり、バブルの時代を過ぎても、総理大臣が代わったくらいで解決できるとも思えぬし、未来は見えては来ない。今回の選挙が終われば展望が開けるとは誰も思うまい。
みえない未来の不安は、まさしく鵺(ぬえ)のように、この国を包んでいる。
それを退散させるのは、「三本の矢」で事足りるわけではなく、「自立する国になろうとする志ありや」であって、ひとえに日本人自身の意識だと思う。
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【なぜエネルギーが決めてなのか】
意識の問題は別の場に譲るが、自立の構成要因の中で、「エネルギーと食糧の自給」が大きい。
なぜエネルギーと食糧が同列なのかと思われる方は多いが、自給率の問題だけではなく、食糧は質と量の両面においてエネルギーと密接な関連を持つ。エネルギーは農作物の生産と結びつくのはもちろんだが、農地におけるエネルギー併産が太陽光発電など日本の資源として大きな賦存量を持つことは言うまでもない。
(最近のキーワードとして「ソーラーシェアリング」の概念が提案され注目されている)
エネルギーと食糧の自給を、「原発とTPPの対応テーマ」と考えることは、視野の狭窄にすぎない。